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作成: 2024-02-07
作成: 2024-02-07 15:13
こんにちは!今日は少し変わった花を紹介しようと思います。皆さん、ロベリアという花をご存知ですか?ロベリア(lobelia)は、辞書的な意味では青・赤・白の花を咲かせる小さな草花のことです。名前の通り、青みがかった紫色の花ですね?日本ではどこかで見たことのある花ではないでしょうか?どこか懐かしいロベリアについて、詳しく見ていきましょう。
出典:Pixabay
皆さん、ロベリアの花言葉は何だと思いますか?なんと、不信、精巧、怨恨、悪意、危機の始まりだそうです。とても美しい花なのに、なぜこんなに良くない花言葉を備えているのか、残念ですね。
その理由は、ビクトリア朝時代に社交界で、貴婦人たちが密かに軽蔑する相手に、この花で飾られた花輪を送っていた習慣に由来するという説があるそうです。当時の貴族の文化は、本当に興味深いですね。無視する相手に花を送るなんて、斬新ですね。
良くない花言葉のためか、創作作品では性格の良くない人物の名前にもこの名前が使用されているようです。多くの人が知っている映画『ロード・オブ・ザ・リング』に登場する、ビルボの仲の悪い親戚の名前が、ロベリア・サックヴィル=バギンスです。また、恋愛ファンタジー小説でも悪役としてよく登場する名前でもあります。
また、この花は10月30日の誕生花だそうです。10月30日生まれの皆さん、ロベリアという花を思い出してみてはいかがでしょうか?
ロベリアは、キキョウ科ミゾカクシ属の一年草です。原産地は南アフリカで、そちらでは多年草です。学名はLobelia erinusです。花の色は、白、青、紫、ピンクなどがあります。草丈は15~20cmで、葉は互生し、葉柄はなく、倒卵形またはへら形です。縁にわずかに鋸歯があります。
世界中のどこでも分布していますが、主に熱帯地域から温帯地域にかけて見られ、一部の種類はさらに気温の低い温帯地域にも生息しています。秋に種を蒔くと4月に、3月に種を蒔くと6~7月に花が咲きます。
この植物は、アルカロイドのロベリン(lobeline)を含んでおり、呼吸中枢興奮作用があるため、百日咳、喘息、慢性気管支炎などの薬剤として用いられます。しかし、ロベリンはアルカロイドであるため、毒性があります。
さらに面白い話を紹介すると、ロベリア・インフラータ(L. inflata)をロベリアと呼ぶこともあります。ロベリア・インフラータは、インディアンタバコ(Indian tabacco)とも呼ばれ、北アメリカ原産で、草丈が1mです。葉は卵形で、縁に鋸歯があります。葉のような花が穂状花序をなして付きます。この点ではロベリアと似ていますね。
果実は楕円形で、かつてはアメリカインディアンが、果実が成熟したときに植物全体を薬として使用していたそうです。しかし、現在では毒草として知られています。アルカロイドを0.4%含んでおり、塩酸ロベリンの原料となる有用な植物です。
出典:Wikipedia、ロベリア・インフラタ
ロベリアは、その香りが良いことから、香水にも使われています。皆さん、ここまでロベリアについて見てきましたが、いかがでしたでしょうか?ロベリアに少し近づけた気がしませんか?これから道を歩くとき、ロベリアのことを思い出していただけたら嬉しいです。それでは、今回はこのあたりで締めさせていただきます。ありがとうございました~
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